昨日の記事ではダイエットがなかなか順調に進まない理由のひとつを解説しました。

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人間は本能的に体脂肪を貯め込もうとする性質があるので、本能に反して脂肪を減らしていくという作業は非常に難しいということです。

筋トレをして筋肉を大きくしようという場合にも、この生存本能の壁が立ちはだかります。

筋肉が付くと基礎代謝が上がって痩せやすい体になるということは広く知られています。

しかしそれは裏を返せば無駄なエネルギー消費が多く、飢餓に陥った場合に真っ先に生命の危険に晒されるということもできます。

つまり人間の本能的には必要以上に大きい筋肉なんか付けたくないということです。

その本能に打ち勝って筋肉を付けるために必要な刺激が筋トレです。

筋トレで筋肉を厳しく追い込むことによって、今のままの筋肉では足りない、もっと強く太い筋肉を作らないと生きていけないと体に認識させるのです。

そのうえで十分な栄養摂取と休養を取ることではじめて筋肥大という現象が起こります。

筋トレでは無理のない重量で正しいフォームを維持することが基本ではありますが、筋肉の成長にマンネリを感じているならときには生命の危険を感じるくらいの高重量にチャレンジするというのも起爆剤になるかもしれません。